不思議世界で迷子になりました

イケメンの定義は円周率よりも深い

ヲタ卒しました。

部屋に山積みになった膨大な雑誌を切り抜き、ファイリングしていた際にふと感じたのである。「これいくら使ったんだろう」そこからヲタ卒の決心までは数時間だった。

 

 

タイトルの通りです。

 

このたび、私はヲタ卒をする決心がつきました。

記事を書き始めて4記事目でこんなことになるとは思いもしませんでした。

勢いでやりました。急に決めました。

 

そもそもヲタ卒とは

ヲタ卒の概念は人それぞれであり、誰かがこれをヲタ卒だといえば、いやいやそんなものはヲタ卒のうちに入らないだろと異議を唱える人もいる。

私の中で考えているヲタ卒という概念を定義する。

 

 

1金銭の矛先が変わる

コンサートはもちろんのこと、CDやDVD、毎月の雑誌や映画・舞台のパンフレット。はたまた、公式サイトの月額利用料など。

ジャニヲタを名乗っている以上、一銭も出さずにヲタクをやっている人は少ないと思う。中にはそういうひともいらっしゃると思います。それは尊敬に値することです。

その、ジャニーズに充てていた金銭が他所へむく、これはヲタ卒として大きなことだと思う。

ジャニヲタの中でよくある会話

「このワンピースかわいくない?」

「かわいい~買っちゃいなよ~」

「えーでもこれでコンサート1回入れるし」

 

ここでワンピースをコンサートの重みと比較しなくなったら、ヲタ卒の兆候では。

 

2ほかにやりたいことが見つかる

他の趣味ややりたいことにエネルギーを費やし、楽しみを見出す。時間が足りなくなって、わくわくして、自分の中にあふれる知的好奇心からの欲求にゾクゾクする。

次第に、無意識のうちについた優先順位が録画のし忘れ、自担の作品の予約忘れを引き起こし、それを魔法の呪文で片づける。

 

「まあいいか」

 

この呪文が使えるようになってきたら、これは立派なヲタ卒の兆候です。

 

3情報収集環境からの離脱

世はSNS時代。

垂れ流されている情報の中から取捨選択して自分に必要な情報を簡単に手に入れることのできる時代。

簡単に友人ができる。それはとてもいい点だと思う。

ただ、逆に薄い関係しか築けない人をたくさん産むのも事実。複雑な人間関係はフラストレーションを増殖し、「ただ好き」という感情だけではいられなくなってしまうことに恐怖さえ感じる。それでも依存するかのようにSNSにしがみついていた。社会から取り残される気がしていたから。

 

 

強制的にヲタ卒しました

上にあげた3つを行うことで、私の中での「ヲタ卒」とした。

とはいえ、今でも変わらず応援したい、好きという感情はとことん持ち合わせている。なのになぜやめる必要があったのか。やめる意味があったのか。

それは、他に情熱を注ぎたいものがあったからにほかならない。

ジャニヲタ時代からキューピー人形や小物を作っては公開したり、ちょっとした画像加工アカウントのようにもなっていた。物を作ることが大好きで、もっと作る時間が欲しい、もっと創作に必要な材料が欲しい、そこに熱量とお金を注ぎたいと思うようになったのが大きな理由の一つである。

感情を捨てていないままジャニヲタをやめることは難しい。

そこでまず、SNSの環境から離脱することにした。

Twitterのアカウントを削除した。常にタイムラインの更新を行い、世間を流れている情報にいち早く飛びつくべく、目を光らせ、焦っていた。その環境を捨てることで、「もう携帯をみなくていい」という安堵感のような感情がわいてくるのがわかった。

何人かの友人からは、「さみしいよ」と、温かい言葉をもらった。そう思ってくれる友達ができたことが私にとってはうれしかったし何よりも大事な宝物です。これからも友達でいてほしいです。ヲタ友を超えた「リア友」として。

もちろん疎遠になる人のほうが多いのが事実。それまでの関係だったということである。

 

Twitterから離脱した翌日は、無意識に携帯電話のロックを解除する癖が抜けなかった。何度もロックしてはやることがなくて閉じる、という行為をしていた。手持無沙汰な私は、狂ったように制作活動に没頭した。

 

そんな大きな変化を起こした日から3日ほど経過し、相変わらず携帯を開く癖は治らないものの、別人かと思うほどに穏やかに過ごせている。

自担のことはいまだに大好きで、今となってはその感情は逆に増大しているかのように感じる。でも、この感情はテレビや映像作品を見て満たされるもので、会いに行ったりすることで満たされるものではない。それが私の「推し方」である。

よって、今後は、自分のやりたいことを進めながら、テレビやラジオで流れる自担を応援し、デビュー組は番組で、Jrに関しては(今更ながら掛け持ちだった)華々しくデビューするその日をひっそりと応援していきます。

 

これがヲタ卒ではないと言われる方もいらっしゃると思いますが、私の中では「ただ好きなだけ」で「ヲタク(情熱をそそぐ者、と解釈しています)」ではないので、これは「ヲタ卒」とします。

 

このブログは今後の使い道を検討中ですが、ヲタ卒のご参考までに。